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女教師・裕美の放課後 後半

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相変わらず裕美は、石黒や権藤の支配下にいた。

この日も、教育界のお偉方を集めて、全員一度に奉仕させられていた。

裕美がボロボロの身となって帰宅すると、部屋の前に克敏が待っていた。

家の中に招き入れると、裕美は克敏を求め始めた。

うろたえる克敏。

「先生、やめてくれよ」「何、言っているの。

それが目的で来た癖に」変わり果てた姿を見て、克敏は土下座し詫びた。

裕美を助けたい。

けど、奴らに逆らえば、恵子の身が危ないことも打ち明け、どうしていいのか分からないと泣いた。

そんな克敏を裕美はそっと抱きしめた。

「別にいいのよ、このままで。

私なら、もう構わない。

だから、恵子ちゃんのこと守ってあげて」あまりにもせつない裕美の心情に、克敏は思わず涙しながら抱きかえした。

お互い無我夢中に交わりながら、それぞれ心の中にある決意が生まれていた。

克敏は裕美を救ってみせる…。

裕美は克敏と恵子を守って見せる…と。

裕美は立川から付き合ってくれと告白された。

「私のこと何も知らない癖に。

知ったら、軽蔑するに決まってる」立川は戸惑った。

一体、何があるのだろう。

「教頭のことか?そういえば、さっき、恵子と一緒だったな」「恵子ちゃんとッ?」裕美は愕然となった。

2011年03月04日

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